CBDとは?その安全性や話題のTHCやHHCHとの違いを徹底解説!

CBDという成分を知っていますか

最近ではHHCHという成分が入った「麻薬グミ」という商品が問題視されましたが、そのHHCHと同様、CBDも大麻由来の成分のため摂取するのが心配という人は多いのではないのでしょうか。

この記事では、CBDは安全なのか。THCやHHCHとの違いは何か。について解説していきます。

口から体内に取り入れる成分だからこそ、情報には最新の注意を払いましょう。

CBDが安全って本当?

CBDは安全

大麻由来の成分であるCBDは本当に安全なのか

CBDの基本知識や安全性、摂取することで得られる効果について解説します。

CBDの基本知識について

CBDの正式名称はカンナビジオール(Cannabidiol)といい、大麻草の茎や種子から抽出することができます。

まず、一番重要なこととして、CBDは違法ではありません。CBDは厚生労働省によって『大麻草の成熟した茎や種子のみから抽出・製造されたCBD(カンナビジオール)を含有する製品については、大麻取締法上の「大麻」に該当しません』とされています。

引用サイト:厚生労働省 地方厚生局 麻薬取締部より

かと言って成分にCBDと書いてあれば全ての製品が合法であるかと言われれば、そうではありません。

茎や種子のみから抽出・製造されたCBDは大麻ではありませんが、それ以外の葉、花穂、枝、根等から抽出・製造されたCBD製品は大麻に該当するため、CBD製品購入前は必ず注意して欲しいです。

CBD製品の安全性と副作用について

CBDはWHOによって、害を及ぼさないという見解が発表されました

WHOとは日本語で世界保健機関といい、194の国と地域が加盟している国連の専門機関のことです。

副作用については、全くないとは言い切れません。
しかしここで覚えておいていただきたいのは、過剰摂取した場合に吐き気や下痢、食欲不振などが引き起こされるということです

指定薬物として利用が禁止されている大麻由来の成分の副作用は脳や精神に異常を引き起こすレベルですが、CBDの摂取における重篤な副作用は報告されていません
決められた摂取量を守ることで、未然に副作用は抑えられます。

CBD製品の効果について

CBDを摂取することによって期待できる効果は、

    身体調節機能をサポート
    ストレスの緩和
    不眠症の低減
    リラックス効果
    抗酸化作用
    美容効果
など様々です。

CBDがこれほどの効果が期待できる理由は、体が機能を調節しようとする機能、エンド・カンナビノイド・システム(ESC)を良好にする作用があるためです

ESCとは、人に生まれながらに備わっている機能であり、食欲や睡眠といった生理現象から運動機能や感情といった機能をサポートします

しかしストレスや年齢の増加、十分な睡眠がとれないことによってこの機能が低下し、体内のカンナビノイドの量が足りなくなってしまいます。これにより免疫力の低下や睡眠の質低下などが引き起こされてしまいます。これをカンナビノイド欠乏症と言います。

カンナビノイド欠乏症を予防、改善する役割がCBDにあり、CBDを体内に取り入れることでココロとカラダの調節に効果的です。

今話題のTHCやHHCHとの違いは?

CBDとTHCの違い

まずTHCとHHCHって?

THCの正式名称は、テトラヒドロカンナビノールといい、幻覚作用や記憶障害、学習能力の低下が報告されています。HHCHの正式名称はヘキサヒドロカンナビヘキソールといい、副作用として嘔吐やめまいの症状が報告されています。

THCは麻薬取締法によって既に禁止されており、HHCHについては、2023年12月2日に指定薬物に指定された省令が施行され、含有する製品の製造・輸入・販売・所持・使用等が禁止されました。

CBDとTHCの違いは?

CBDと比較する成分として、今回はTHCを比較対象として考えます。

まず圧倒的な違いとしては、成分が禁止成分として指定されているか否かを指します

CBDは合法的な成分であり、深いリラックス効果が期待されますが、THCは精神作用や重度の依存性が報告されており、高揚感などを得られることから、非合法の禁止成分として指定されています

また、主な作用も異なります。CBDは大麻の茎や種子から抽出することができ、主にパニック障害や不安、不眠症などの改善効果があり、THCは鎮痛や催眠、抗ガン作用などがあります。

しかしTHCは穂や葉、根から抽出し、副作用として依存性や記憶障害、運動機能障害などが報告されています

THCやHHCH以外にも注意しなければいけない成分は?

今回は抜粋してTHCとHHCHについて紹介しましたが、その2種類に気を付ければいいわけではありません。

  • THCH 2023年8月4日に指定薬物として指定
  • THCP 2022年3月17日に指定薬物として指定
  • HHC 2022年3月17日に指定薬物として指定
  • THCO 2023年3月20日に指定薬物として指定
  • HHCO 2023年3月20日に指定薬物として指定

今回紹介した成分は全て違法ですが、政府が規制した後に、その成分に類似している規制されていない成分を配合した商品が販売されることがあります

そのため、紹介した成分は入っていないため大丈夫と安易に判断せず、しっかりと調査をしてから購入をするようにしましょう

おわりに

今回の記事では、近年注目が集まっている麻由来の「CBD」という成分について紹介しました。

CBDは麻由来の成分ですが厚生労働省によって大麻取引法上の大麻に該当しない旨が公表されており、合法であることが認められています。

CBDを含む製品を販売する際は、専門の機関の証明書が必要になるため、CBD製品を購入の際は成分表や安全性を確認してから購入することが必須になります。

ストレスや睡眠、美容に関して悩みがある方は、一度使用を検討してみてはいかがでしょうか。

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