5-ALAとは
5-ALAという成分を知っていますか?
5‐ALAとは5‐アミノレブリン酸のことで、地球の創成期よりも前に存在する天然のアミノ酸の一種であり、生命の源とも呼ばれます。
5‐ALAに鉄を加えるとヘムという物質に変化し、人の生命活動のカギを握ります。ヘムはヘモグロビンの中に含まれており、酸素を肺から体のいたるところへ運ぶために重要な役割を果たします。また、ヘムは食べ物や酸素からエネルギーを取りだすという働きをしていて、人が生命活動を行う上で必須の物質です。ヘム(の元となる5‐ALA)が無ければ人は生命活動を維持できません。
5-ALAの役割
ヘムが生み出す抗酸化作用
ヘムは本来ないところに存在する場合や、過剰の量存在してしまうと、細胞にとっては猛毒の活性酸素を放出します。体内にはヘムオキシナーゼ‐1(HO-1)という物質が存在します。HO-1は異常なヘムの量を感知すると、ヘムを一定量壊す、または存在させなくするという働きを持ちます。ヘムは壊されるとビリルビンや一酸化炭素といった、活性酸素を消す働きを持つ物質を残すため、結果的に活性酸素の量は減少していきます。
活性酸素を消し、体を守ることを「抗酸化作用」と言います。これらから5‐ALAを取り込みヘムを生成してHO-1をわざと発生させた後に、ヘムを壊させることで活性酸素を消して抗酸化作用を生み出すという方法が注目されています。
活性酸素はしわ・シミの原因でもあるため、抗酸化作用は美肌効果も期待できます。
ミトコンドリアが元気に
5-ALAは本来ミトコンドリアによって生み出され、再度ミトコンドリアに吸収されますが、5-ALAを吸収したミトコンドリアが活性化されエネルギーを生み出す力が上昇させられたことが報告されています。
加えて5‐ALAを摂取することによって細胞内でのミトコンドリアの量が増えることも報告されており、5-ALAを摂取することによって、ミトコンドリアの活性化と量を増やすことに繋がります。
一般的にミトコンドリアが活性化することによって、貧血や疲労、内臓脂肪の蓄積や睡眠阻害などに対する予防効果が期待できるとされています。