みなさんはTHCVという成分について知っていますか?
THCVは、現在その報告されている効果から注目が集まってきているカンナビノイドの一種です。
カンナビノイドは優れている効果が確認されている反面、注意しなければならない点も多くあります。
今回はTHCVにキマる作用があるのか、その違法性や危険性について解説していきます。
THCVとは何か?基本的な情報と特徴
そもそもTHCVとは?
THCVはTetrahydrocannabivarin(テトラヒドロカンナビバリン)のことであり、昨今注目が高まってきているカンナビノイドの一種です。そもそもカンナビノイドとは、大麻草に含まれる化学物質のことで、微量でも人体に対して大きな効果を及ぼす生理活性物質の総称のことを指します。
THCVは大麻草から微量しか抽出することができないため、レアカンナビノイドの一種でもあります。
THCVはキマる?その危険性について
結論、THCVにキマる作用は無いとされています。「キマる」とは、リラックス効果が過度に発揮され気分が高揚し過ぎてしまうことで、判断力や思考力の低下を招いてしまうことを指します。
THCやTHCHといった他のカンナビノイドにはキマる作用が確認されている例もありますが、THCVに関してはそういった作用は無いとされています。
THCVを摂取することによって期待される効果は?
THCVの効果としては、以下のようなものがあります。
- 喫煙サポート
- 食欲抑制
- 発毛効果
- 抗けいれん作用
- 神経保護作用
CBDやCBNと比べて汎用性は低いような印象があります。
おそらくこれらの効果を見ても 「飲みたい」 と思う方は少ないのではないのでしょうか。
THCVには複数の効果があることを紹介してきましたが、ここからはTHCVの違法性や危険性について簡単に解説していきます。
THCVは違法性について
THCVは日本国内において規制対象です
THCVは指定薬物として規制対象となっており、日本国内において使用や所持等が禁止されています。厚生労働省は2023年8月に指定薬物とする旨が公表され、9月から規制対象として利用が制限されています。
指定薬物として規制対象となった成分は、その成分を含有する製品の日本国内での製造・売買・輸入・使用・所持等が禁止されています。
そのためTHCVが微量でも含まれる製品の利用や所持等は違法のため、絶対に避けるようにしましょう。
THCVの副作用は?
現在のところ、THCVに重篤な副作用は確認されていないとされています。THCVは中枢神経系に作用する蓋然性(確実性)が高いとされ、医療用途以外の目的における製造や売買、使用、所持が禁止されています。
「中枢神経系に作用する蓋然性(確実性)が高い」とは、その成分が脳や脊髄の働きを変化させる効果を持つ可能性が高いことを表しており、その危険性は軽視できないものとなっています。
ただ医療用途では期待されている側面も
ただ、THCVはその効果から医療用途における注目が集まっています。はじめはすべてにおける利用や所持が禁止されていましたが、その優れた効果から「医療用途以外の使用や所持等が禁止」という変更がされました。
この変更によって、THCVを含む製品を使用・購入する際には事前に申請が必要になり、申請が認められた製品に関しては、医療用途のみにおいて利用や所持が認められています。
THCVの代わりとなるカンナビノイドについて
THCVは、指定薬物として医療用途以外での使用等が禁止されています。
ただカンナビノイドの中にも、指定薬物として規制対象となっておらず、合法成分として安全性が公表されているカンナビノイドが存在します。
それがCBDというカンナビノイドです。
CBDのメリットとして、主に以下の3つの項目を簡単に解説していきます。
- 高い安全性
- 幅広い効果
- 継続しやすい価格帯
CBDがおすすめの理由①:高い安全性
CBDはその高い安全性が、一番の特徴と言えるでしょう。カンナビノイドは大麻草由来の成分のため、THCVのように危険性から指定薬物として利用が制限されている種類が多数存在します。
しかしCBDは、世界保健機関や厚生労働省によってその安全性や合法性が公表されている珍しいカンナビノイドです。
体の中に取り入れるにあたって、安全性は必ず重要になります。CBDは安全性に秀でたカンナビノイドのため、副作用などを気にせず摂取することができます。
CBDがおすすめの理由②:幅広い効果
CBDをおすすめする理由として、その幅広い効果も挙げられます。確認されている効果としては、
- リラックス効果
- ストレス軽減
- 睡眠の改善効果
- 食欲抑制
- 抗炎症作用
- 抗不安作用
- 抗酸化作用
- 美容効果
特に現代人の方はストレス性の睡眠障害に悩む方が多いです。
そのような方は特にCBDを摂取してもらい、毎日の満足度上昇に繋げていってほしいです。
CBDがおすすめの理由③:継続しやすい価格
こういった成分の効果を感じるまでの期間には個人差がありますが、体に良い影響を与えていくにあたり、継続は必須になります。継続するときに重要となるのが、金額です。
他のカンナビノイドであれば一つの大麻草から1%未満しか抽出することができない種類も存在しますが、CBDは2~20%程度抽出することができます。
抽出量はそのまま製品化した時のコストに繋がってくるため、CBDは他のカンナビノイド製品に比べて安価である傾向にあります。
継続しやすい値段帯の安さは、CBD製品の特徴の一つと言えます。
CBDのより詳しい情報については下の記事で解説しているので、ぜひチェックしてみてください
おわりに
今回はTHCVにキマる作用があるのか、THCVの違法性や代わりとなるカンナビノイド「CBD」について簡単に解説してきました。
THCVは指定薬物として規制対象となっているため、日本国内において医療用途以外での使用や所持等が禁止されています。
ただ、同じカンナビノイドでも安全性や合法性が公表されているCBDのようなカンナビノイドも存在します。
もし今回紹介した効果について少しでも興味をお持ちいただけた場合は、他の記事でも詳しく紹介しているのでぜひ確認してみてください。