NMNという成分をご存じですか

NMNとは、非常に多くの調査や研究によって様々な効果が報告されている今注目の成分です。

正式名称はニコチンアミドモノヌクレオチドと言い、通常であれば体内で生成されますが、生成量は年齢に伴い減少していきます
緑黄色野菜から摂取することは可能ですが、NMN300mgを摂取しようとしたときに

    ブロッコリー 約5,280株
    枝豆 約96,000粒
    アボカド 約456個

必要となるため現実的ではありません。
そのため外部から不足している分を補うことを推奨します。
摂取方法については様々で、美容液や点滴などがありますが、現在のところ安全性やその効果が報告されているのはサプリメントなどによる経口投与のみです。

NMNの役割

ミトコンドリアの保護

ミトコンドリアは細胞の活動に不可欠なATPを作る重要な細胞小器官の一つです。
基礎代謝という言葉は、ミトコンドリアがATPを作る過程で生まれる代謝水を作る能力を表したものです。
そのため、ミトコンドリアが活発に活動することで代謝水を多く作り、基礎代謝が上がるという仕組みがあります。

NMNには、ミトコンドリアを保護する役割があります。基礎代謝を上げる上でミトコンドリアを保護する役割はとても重要です。
NMNはミトコンドリアを保護することで、間接的に基礎代謝を上げる役割があると考えられます。

テロメアの保護

テロメアとは、細胞核にある染色体の一部で、「命の回数券」とも呼ばれ老化や病気のカギを握ります。

若い染色体には長いテロメアが存在しますが、細胞が分裂を繰り返すごとにテロメアは短くなり、テロメアはある一定の短さになった時に細胞分裂を抑制してしまいます。
細胞分裂が止まることは、細胞の老化を引き起こすことを指します。
つまり、テロメアが短くなることは細胞分裂を抑制させ、老化に繋がってしまいます。

NMNはテロメアを保護する効果があるため、これらの症状を予防する効果が期待できます。

NMNの研究データ

2020年1月に慶応義塾大学の研究グループが、ヒトに対するNMNの安全性を示した研究データを発表しました。

〈研究方法〉
40歳から60歳以下の健康な男性10人を対象に、研究期間中同じ方に 100 ㎎、250 ㎎、500 ㎎と異なる量の NMN を経口で各 1 回投与しました。
〈結果〉
すべての用量で NMN の摂取後に、血圧や脈拍などに変化を認めず、肝臓や腎臓などの機能をみる血液・尿検査で も基準値を超える変化は認めませんでした。また、視力などの目の機能、睡眠の状態にも影響 を与えませんでした。

慶応義塾大学の調査データはこちら

NMNについてより詳しく知りたい方は以下の記事をチェックしてみてください