女性の体がだるい原因は?忙しい女性のための体がだるい原因や対策をご紹介

現代で忙しい生活を送っている女性のみなさん。

日頃忙しい生活を送っていて疲れが取れない方や、しっかりと休息や趣味の時間を取って休んでいるのにも関わらず、なぜか体のだるさが無くならない、なんてことはありませんか。

今回の記事では女性の体のだるさの原因や、対策を細かく解説します。

女性の体のだるさの主な原因

だるさの原因

女性ホルモンの影響とは

女性ホルモンとは、女性らしい体づくりを担うホルモンのことを指します。女性ホルモンには主に2種類あります。エストロゲンとプロゲステロンの2種類です。

エストロゲンは卵巣で分泌され、乳房や子宮、膣の発達を促し、女性らしいからだを作るのに重要な役割を担います。また、髪や肌の潤いをキープする機能や、強い骨を保つ役割もあるため、多様な面で女性の体を守ります。

プロゲステロンは、受精卵が着床しやすくする働きを持つため、妊娠をするためのホルモンと言えます。

女性ホルモンは、外部からのストレスや年齢によって乱れます。女性ホルモンは卵巣や子宮はもちろん、脳や心臓、血管、骨といった様々な組織の調節の役割を担っているため、女性ホルモンが乱れると体の色々なところで影響がでてしまいます。

そのため、体のだるさは、女性ホルモンの乱れが原因の可能性があります。

仕事や日常生活のストレスが女性の体に与える影響

日々のストレスは、からだをだるくさせる原因になります。具体的には、ストレスが人の生体機能に影響を与えてだるさに繋がる場合や、直接倦怠感や疲労感に繋がることが挙げられます。

また、人の体内には、「コルチゾール」というホルモンが存在します。コルチゾールはストレスを緩和させるために重要な役割を果たすため、人の体内には無くてはならない存在です。

しかし長期間にわたってストレスを感じ続けてしまうと、過剰な量が分泌されてしまったり、適切なタイミングを感知できずに分泌されなくなってしまう場合があります。そうすることでストレスへの耐性が減ってしまうため、時間を見つけてストレスを解消する必要があります。

ストレスを感じる原因は、「家庭」や「仕事」、「人間関係」や「不甲斐ない自分」に対してなど人によって様々です。自身の生活を振り返り、ストレスを感じるポイントを見極め、そこに対する対策が必要です。

更年期の女性によく見られる睡眠不足や倦怠感

女性のからだがだるくなる原因として、女性特有の「更年期」が挙げられます。

更年期とは、日本人女性の平均閉経年齢である50歳の前後5年間、つまりおおよそ45歳から55歳までの期間のことを指します。この期間において、女性には日常の生活が通常通りに送れない、または日常の生活を満足に過ごせない症状が多く見られます。

更年期に見られる症状として、不安感やほてり、発汗が挙げられます。これらが夜間に引き起こされることで眠れない状況が続き、睡眠不足に繋がってしまいます。

更年期の症状にも倦怠感が含まれるため、からだのだるさは更年期が原因に可能性があります。

更年期についての症状や対策についての詳しい記事は下のリンクをクリックして確認してみてください。

更年期の症状や対策方法をご紹介!

女性の体のだるさが指示する可能性のある病気

女性のだるさが可能性がある病気

全身のだるさが示す鉄欠乏性貧血

鉄欠乏性貧血とは、酸素を運ぶヘモグロビンを作るために必要な鉄が体内で不足することでヘモグロビンが減少し、酸素の運搬能力が低下することで起こる貧血のことです。ヘモグロビンは人の酸素を運ぶ為に必須なので、ヘモグロビンが減ると酸素が体に回らなくなってしまうため貧血に繋がります。

貧血は、「体内の血が足りない」という印象を抱いてしまう方もいるかもしれませんが、体内の血液量に変化はありません。貧血は血液内の赤血球の量や働きが低下していることで引き起こされます。

からだのだるさはもしかしたら、ヘモグロビンの量が減少する「鉄欠乏性貧血」が原因かもしれません。鉄を多く含む食材を意識的に摂り、改善に努めましょう。

PMSや更年期障害の症状と対策

からだのだるさは、女性特有のPMSや年齢に伴う更年期障害の可能性があります。

PMSとは生理の前に起こるココロやカラダの不調のことで、些細なことでイライラしたり、肌荒れが起こってしまいます。更年期障害は、更年期に引き起こされる症状のことで、その症状は人によって様々です。

具体的な原因や症状は下の記事をチェックしてみてください。

更年期障害の症状と対策とは

PMSによる不調から体がだるく感じてしまう場合や、更年期障害によって睡眠不足や倦怠感に繋がり、だるさに繋がってしまう場合があります。

うつ病との関連性について

からだのだるさはうつ病が原因の場合もあります。

うつ病とは、気分の落ち込みややる気が出ないといった「精神的な症状」が一番に考えられるかもしれませんが、眠れなくなったり疲れやすくなったりと、「身体的な症状」も該当します。

身体的な症状の中に「からだのだるさ」も該当します。

ただ、どこからがうつ病で、どこまでがそうでないのかの判断はとても難しいと思います。落ち込んだ気持ちが、一定期間で解消される場合、うつ病には該当せず、問題が解決したのにも関わらず気持ちが解消しなく、引きずってしまう場合はうつ病に該当する可能性が高いです。

もし何か引っかかっていることをずっと引きずってしまうという心当たりがある場合は、一度専門医に意見を求めることが、解消のきっかけになります。

女性の体のだるさの症状と対策

女性のだるさの症状と対策

日常でできる倦怠感に対する対処法

倦怠感に対するその場で出来る対処法をご紹介します。

まずはストレッチです。ストレッチは体の緊張を和らげるほか、呼吸を整えて軽い運動に集中することで、精神的な安定にも繋がります。全身でストレッチを行わなくても効果は出るため、デスク上でも上半身を伸ばす等の運動をしてみてください。

家で時間がある時は、入浴をおすすめします。38度から40度のお風呂に15分程度入ることで、副交感神経が優位になり、カラダがリラックスモードになります。毎日のリラックスが日中の倦怠感改善に繋がります。

頭痛や発熱などの症状が見られた場合の対策

人によっては、感じただるさから頭痛や発熱に繋がる場合があります。

頭痛や発熱を感じた場合は、一度病院で診断を受けることが最適です。しかしどうしても時間が無く、病院に行くことが出来ない場合は市販薬の服用がおすすめです。薬局で担当の方に意見を仰ぎましょう。

その後は栄養素がしっかりと含まれた食事や十分な休息を取り、回復に努めましょう。

適切な生活習慣で体のだるさを改善する方法

女性のだるさの改善方法

健康的な食生活と適度な運動の効果

健康的な食事や適度な運動は、日々のだるさの解消に繋がります。毎日の規則正しい生活や運動は、体の中にリズムをつくり出します。日々のリズムは毎日のルーティンに繋がり、行動を促します。

また、適度な運動は身体に疲労を蓄積させ、睡眠不足の解消に繋がるため、巡って体のだるさの解消に繋がります。まずは簡単なストレッチやランニングから始めましょう。

食事において特に摂取して欲しい成分が、「トリプトファン」です。トリプトファンは体内でセロトニンというホルモンに変化します。セロトニンは人の感情を調節する物質のため、だるさのない生活を送るために重要な成分になります。

具体的にトリプトファンを含む食材としては、大豆製品や乳製品、お米をはじめとする穀類などが挙げられるため、積極的に摂取するようにしましょう。

休息時間の大切さ

自分の中で休憩する時間を確保することも重要です。

休憩時間は自分が満足できることなら何でもいいです。家でゴロゴロする、本を読む、散歩をする、友人と遊ぶ。人によって様々です。しかし対人の時間というのは思いがけず疲れてしまう場合があるため、あまりおすすめはしません。

やることがたくさんあって休む時間なんて作っていられないという方はいるかもしれません。難しいかもしれませんが、自分の時間を作ることは、日々の生活に余裕を持たせ、満足感に繋がります。

まずはなにかを「しない」ことから始めてみましょう。「しないこと」が日々の余裕に繋がります。

ストレスを減らすための日常生活の工夫

ストレスを感じる大半のことは、日常における「余分なこと」です。行きたくもない飲み会や、終わらない仕事、思い通りにいかない生活などが挙げられるかもしれません。

それらを断る、やらないという選択をする「勇気」が必要です。簡単にできたらやっているという方もいるかもしれません。しかし日々のストレスの原因は、「余分なこと」です。

今一度自身の生活を振り返ってみて、断れることはないかな、誰か手が空いている人に助けを求めることはできないかな、と考えてみることが重要です。

もしかしたら、一つくらい「余分なこと」を減らせるかもしれません。それがストレスを減らすことに繋がります。

おわりに

いかがでしたでしょうか。 今回の記事では、なぜかが分からない女性のだるさの原因や、その対策方法、生活習慣から改善する方法を紹介しました。

原因が分からないだるさというのは、とても辛いですよね。

今回の記事で紹介した内容を、自分に出来る部分から実践し、改善に繋がることを願っています。

 

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