話題の成分「CBD」とは?CBDの基本情報や安全性、その効果を徹底解説

近年注目が集まっている「CBD」という成分を知っていますか

CBDはその効果から様々な不調に適した成分であるという期待が高まってきていますが、麻由来の成分ということもあり安全性に不安を持つ方も多いのが現状です。

そこで今回の記事では、CBDの基本情報から絶対に無視できない安全性、そして注目すべき効果について解説していきます。

この記事を読めば、CBDという成分について完全に理解できるので、ぜひご自身の不調改善のために活用してみてください。

CBDとは

CBDとは?

CBDの基本情報

CBDとは、正式名称をカンナビジオールといい、カンナビノイドと呼ばれる麻に含まれる物質の一種です

近年、その健康効果や美容効果に注目が集まり、様々な製品に配合されています。

本来体内では内因性カンナビノイドと呼ばれる物質が作られますが、その合成量は加齢とともに減少してしまいます

この合成量の減少によって、加齢による様々なトラブルが引き起こされるとも言われています。

加齢によって、以前には感じていなかった悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

CBDは外部からの補給によって合成量の足りない分を補うことができ、加齢に伴うトラブルの解消に期待が集まっている成分です。

エンドカンナビノイドシステムについて

また、CBDを説明する上で欠かせないのが、エンドカンナビノイドシステム(ECS)という身体調節機能です。

このシステムは人の生命活動における様々な活動を支え、ECSが調整を行う身体機能には以下のようなものが挙げられます。

  • 睡眠
  • 食欲
  • 緊張
  • 不安
  • 代謝
  • 運動機能
  • 消化
  • 炎症
  • 感情

年を重ねるごとに上記の項目に関して悩みが増えた方がいるかもしれません

一概にその原因がECSの機能低下であるとはいえませんが、その可能性は十分にあります。

ECSは人の生命活動における様々な身体機能の調整を行っていることを覚えておいていただきたいです。

CBDの安全性について

CBD 安全性

CBDは麻由来の成分です。

麻と聞くと「え、それって利用しても大丈夫なの?」と思われる方もいるかもしれません。

そのような不安を払拭していきます。

CBDの安全性は厚生労働省が認めている

まず大前提として、CBDは違法ではありません

CBDは厚生労働省によって、『大麻草の成熟した茎や種子のみから抽出・製造されたCBD(カンナビジオール)を含有する製品については、大麻取締法上の「大麻」に該当しません』とされています。

引用:厚生労働省「CBD(カンナビジオール)を含有する製品について」より

また、CBDはWHO(世界保健機関)によっても害を及ぼさないという見解が発表されています

禁止されているCBDとの類似成分は?

CBDと同様に、麻から抽出することができる成分で違法とされている成分を紹介します。

THC(テトラヒドロカンナビノール)

THCは正式名称がテトラヒドロカンナビノールといい、その副作用が危険視されている成分です

その副作用は、

  • 依存性
  • 脳や精神へのダメージ
  • 記憶障害
  • 幻覚作用
  • 学習能力の低下
  • 記憶力の低下
  • 運動機能障害
  • 吐き気

などが確認されています。

THCは麻薬及び向精神薬取締法によって麻薬の一つとして位置づけされており、THCを含む製品の製造や購入、販売や所持、使用は禁止されています

HHCH(ヘキサヒドロカンナビヘキソール)

HHCHは正式名称がヘキサヒドロカンナビヘキソールといい、THCより強い効果を持つのが特徴です

HHCHもTHC同様に副作用が多く確認されています。

HHCHは2023年11月22日に厚生労働省によって省令された「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」の「指定薬物」に指定され、医療等の用途以外での製造、購入、販売、所持、使用等が禁止されています

参考:国民生活センター『合成カンナビノイド「HHCH」は指定薬物です!』より

CBDの副作用について

CBDについての副作用は、全くのゼロというわけではありません。

しかし副作用が出るのは、CBDを過剰摂取した時に限られます

またTHCやHHCHのように幻覚作用や記憶力の低下、依存性は副作用としては確認されておらず、食欲不振や下痢程度に留まります。

各CBD製品の推奨用量を守ることで、副作用を防ぐことができます

CBDの効果とは?

CBD 代表的な効果

CBDを摂取することで得られる効果は、様々なものが報告されています。

今回紹介するのは、

  1. リラックス効果
  2. 不眠に関する低減効果
  3. 美容効果

です。

リラックス効果

CBDはセロトニンやドーパミンをはじめとする神経伝達物質に関与し、自律神経を整える働きが期待できます

自立神経が整えられることで交感神経と副交感神経のバランスが保たれ、リラックス状態に突入しやすくなります

特に現代を生きる方は様々なことに追われ、緊張状態が続いている方が多いです。

緊張状態が続く方は交感神経が優位になっていることが多く、バランスを整える必要があります。

リラックスを日頃できていない方には、ぜひおすすめしたい成分です

不眠に関する悩みの軽減効果

CBDは不眠に関する悩みの軽減効果も報告されています

CBDはリラックス効果があるため、睡眠の前に摂取していただくことで、睡眠に関する悩みを軽減する効果があります

睡眠に関する悩みとしては、

  • ベットに入ってもなかなか眠れない
  • 夜中起きてしまう
  • 朝起きようと思っていた時間よりも早く起きて、寝れない
  • 寝たのに疲れがとれていない

などが挙げられます。

睡眠に関する悩みを何かしら感じている方にも、ぜひ一度試してもらいたいです。

美容効果

CBDは、しみやたるみなどの肌トラブルの原因となる紫外線から、肌を守る効果が期待されています

紫外線は肌にダメージを与え、コラーゲンなど肌の弾力を保つ成分を破壊する女性の敵です

毎日日焼け止めを塗ることで対策をすることが望ましいですが、CBDを摂取することによって内側から紫外線の対策をすることができます

おわりに

CBDはその効果と安全性から、近年注目が集まっている成分です。

効果としては、「リラックス効果」、「不眠低減」、「美容効果」が代表的であり、確認されているだけでもまだまだ存在します。

また、合法であるという点は厚生労働省が認めているため、これ以上にない安全性を確保しているということになります

身体の様々な不調に悩んでいる方は、一度CBDを摂取してみることを検討してみてはいかがでしょうか。

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