THCHにはきまる?大麻取引法上の規制やCBDとの違いも交えて解説

THCHにはきまる作用があるかご存じでしょうか。

THCHは、現代人の様々な悩みを軽減することが期待されているカンナビノイドの一種として注目が集まっています。

ただカンナビノイドは大麻草から製造されるため、注意が必要な種類も存在します。

今回はTHCHはきまるのか、大麻取引法上の規制やCBDとの違いを交えて解説していきます。

THCHはキマる?その作用と安全性について

THCHのキマる作用についての解説と安全性や死亡リスクについての紹介

THCHにキマる作用はあります

THCHにキマる作用はあります。

キマるとは一般的に、大麻などをはじめとする違法薬物の利用によって、思考能力や判断能力が著しく低下している状態のことを指します。

THCHにはこの「キマる作用」が確認されており、使用後に思考能力や判断能力の低下が報告されています。

安全性と死亡リスクについて

THCHの摂取は、健康被害のリスクが非常に高いとされています。

死亡事例に関しては確認ができていませんが、実際にTHCHが配合されているとみられるクッキーやグミの摂取で、緊急搬送された事例が多数報告されています。

THCHが配合された製品に関する摂取は絶対に避けるようにしましょう。

THCHの大麻取引法上の立ち位置と危険性

THCHは指定薬物として規制対象であることやTHCHの危険性についての解説

THCHは指定薬物として日本国内で違法

THCHは2023年8月4日に施行された省令によって、指定薬物に指定されました。

これにより日本国内において、厳しく規制されえちます。

日本国内でのTHCHを少しでも含む製品の製造や輸入、販売や購入、所持や使用等が禁止されています。

THCHの危険性には注意してください

THCHは多数の危険な副作用が報告されています。

THCHは日常生活において支障が生じる副作用(思考力低下や言語障害)や、命に関わる重篤な副作用(呼吸困難や意識の混濁)も確認されています。

違法である以前に、危険な副作用が多数報告されているため、もし摂取する機会があったとしても絶対に避けるようにしましょう。

THCHの危険な副作用に関しては、以下の記事を参考にしてみてください。

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THCHリキッドについて

THCHリキッドのキマる作用や危険性、違法性についての解説

THCHリキッドはキマる?

THCHリキッドにも当然キマる作用はあります。

摂取によって判断能力の低下や言語障害など、日常に支障が出る副作用が生じる可能性も報告されています。

その濃度や配合量によっても摂取時の作用や危険性は変化しますが、少量であったとしてもキマる作用はあるため、摂取には注意が必要です。

THCHリキッドは違法です

また、THCHリキッドは違法製品です。

先述した通り、THCHは指定薬物として日本国内において厳しく規制されています。

そのため、指定薬物であるTHCHを少しでも配合するリキッドは違法製品に該当します。

製品の購入時には含有成分の欄を必ず確認し、違法製品の購入を未然に防ぐようにしましょう。

そもそもTHCHとは?成分と効果の解説

THCH(テトラヒドロカンナビヘキソールの製造方法や基本情報、効果についての解説

THCHの概要について

そもそもTHCHは、Tetrahydrocannabihexol(テトラヒドロカンナビヘキソール)といい、THCを化学的に加工して製造される合成カンナビノイドの一種です。

合成カンナビノイドとは、より効果を強めることを目的に化学的に製造された危険なカンナビノイドのことを指します。

多数の効果が報告されていますが、これまで解説してきたように危険な副作用も多く報告されている危険な成分です。

確認されているTHCH製品の効果は?

THCHは以下のような効果が報告されています。

  • 多幸感
  • リラックス効果
  • 抗不安作用
  • 睡眠の補助作用

リラックス効果や睡眠の補助作用は多くのカンナビノイドにて確認されており、カンナビノイドに共通する効果と言えます。

THCHは非常に優れた作用が報告されていますが、同時に重篤な副作用も多数報告されています。

摂取は絶対に避けましょう。

THCHの代わり「CBD」「THC」との違い

THCHとCBD(カンナビジオール)・THC(テトラヒドロカンナビノール)の合法性や効果、効果の強さの違いについての解説

THCHとCBD(カンナビジオール)の違いとは?

THCHとCBDはどちらもカンナビノイドの一種ですが、その作用に大きな違いがあります。

THCHは多幸感や陶酔感といった危険な作用を引き起こしますが、CBDはリラックス効果や抗炎症作用、ストレス緩和などが期待されています。

またCBDはTHCHと違い、その合法性が認められており、日本国内においても安心して利用することができます。

CBDは世界中で研究されており、その幅広い効果と安全性から注目度が高まっているカンナビノイドです。

CBDリキッドにキマる作用はありません

THCHを配合したリキッドとは異なり、CBDリキッドにキマる作用はありません。

THCHは精神活性作用を持ち、「キマる作用」が確認されていますが、CBDは精神活性作用を持たずキマる作用はありません。

そのためCBDを配合したリキッドであってもキマる作用は無く、安全に使用することができます。

THCHとTHC(テトラヒドロカンナビノール)の違いとは?

THCHとTHCはどちらも精神活性作用を持つカンナビノイドで、摂取後に共に陶酔感や多幸感、高揚感を引き起こします。

しかしTHCHとTHCの違いはその化学構造作用の強さです。

構造式は似ていますが、結合する炭素がTHCHが6個、THCが5個となっています。

結合している炭素の数はそのまま作用の強さに比例すると言われており、THCHはTHCの約10倍程度の作用があると言われています。

その分副作用が強力であることが予想されるため、THCよりも注意が必要な成分と言えます。

よくある質問

THCHは合法ですか?

THCHは日本において合法ではなく、指定薬物としてその所持や使用等が違法となっています。

THCHを少しでも含有する製品の製造、輸入、販売、購入、所持、使用等が日本国内においては禁止とされています。

CBD製品をはじめとする合法のカンナビノイドの製品であっても、THCHが含有されている可能性は0ではありません。

しっかりと配合成分を確認し、危険な副作用を未然に防ぐようにしましょう。

大麻リキッドは合法ですか?

大麻リキッドの合法性に関しては、配合されている大麻の種類によって異なります。

CBN(カンナビノール)や今回紹介したCBDが配合されたリキッドは合法で、安心して使用することが可能です。

しかしTHCHやTHCが配合されたリキッドは、使用だけでなく所持も違法のため注意が必要になります。

購入時には成分の確認を忘れずに行い、正しい情報を取得してから商品を購入するようにしましょう。

THCHリキッドは何回吸えますか?

リキッドタイプの使用可能回数は、その製品の容量や使用する人の吸引量によって大きく異なります。

一般的なカートリッジタイプのリキッド(1ml〜2ml)の場合、数十回から数百回程度の吸引が可能とされています。

ただTHCHは違法のため、どのような摂取タイプであったとしても使用は固く禁止されています。

おわりに

今回は、THCHがキマるのかという点に関して、法律上の位置づけやTHCHリキッドの情報、他のカンナビノイドなどの紹介を交えて解説してきました。

THCHにはキマる作用があり、違法薬物として厳しく規制されている危険な成分です。

当然そのTHCHを少しでも配合するリキッドも、違法になります。

他のカンナビノイド製品であっても、配合されている成分はしっかりと確認し、未然に危険を防ぐよう心掛けましょう。

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