今現代人の悩みを軽減するような効果が確認され、注目が集まっているカンナビノイド
カンナビノイドの一種であるTHCHは、グミなどにも含有され、販売されている商品形態の幅が広がっています。
今回はTHCHを含有するグミの摂取時の効果について、簡単に解説していきます。
THCHグミの効果と体感に関する解説

今回はTHCHグミの効果として報告されている、以下の7つの効果を解説していきます。
- 多幸感
- 陶酔感
- リラックス効果
- ストレス解消効果
- 睡眠の悩み軽減効果
- 痛みの緩和作用
- 抗不安作用
THCHグミの効果①:多幸感
THCHグミを摂取すると、多幸感を感じることがあると報告されています。
多幸感とは、「強い幸福感や心地よさを感じる状態」を指します。
これらはTHCHが脳内で分泌される神経伝達物質(ドーパミンやセロトニンなど)に直接働きかけ、分泌量を増加させるためだと言われています。
これらの作用は強い依存性に繋がる可能性もあるため、注意が必要になります。
THCHグミの効果②:陶酔感
陶酔感とは、精神が高揚し、非現実的な感覚や時間がゆっくりと進むような感覚を指します。
この効果はリラクゼーション目的で使用されることが多いです。
しかしTHCHは効果が強力すぎる故に、集中力や判断力の低下に繋がります。
仕事中や運転時などの重要な判断が必要となる場面においては思わぬミスや事故に繋がる可能性もあります。
THCHグミの効果③:リラックス効果
THCHグミは強いリラックス効果を引き起こすと言われています。
THCHは神経系に働きかけることで人の緊張状態を和らげ、心や体を落ち着かせる効果が期待されます。
しかし強力なリラックス作用が判断力や集中力の低下に繋がることを覚えておきましょう。
THCHグミの効果④:ストレス解消効果
THCHグミにはストレスを緩和する作用も報告されています。
特に現代人はストレスを抱える環境が多いため、この効果を求める方も多いのではないでしょうか。
THCHが脳内の受容体に作用することで、気分を落ち着ける働きが期待されています。
これにより一時的なストレス解消やリフレッシュが得られる可能性が報告されています。
THCHグミの効果⑤:睡眠の悩み軽減効果
THCHグミは、睡眠障害や睡眠の質の低下に悩む人々にリラクゼーション作用をもたらし、睡眠の悩みを軽減する効果が報告されています。
ストレス軽減作用にも付随しますが、体の緊張状態を緩和させることで、人が入眠しやすい状態を整えると考えられています。
THCHグミの効果⑥:痛みの緩和作用
また、THCHグミには、慢性的な痛みや筋肉のこわばりを和らげる作用があると言われています。
これはTHCHが体の身体調節機能に働きかけ痛みの信号伝達を緩和することで、痛みを感じにくくなるといった作用が体内で行われています。
関節痛や筋肉痛に慢性的に悩む方にとって、一時的な緩和の手段になる可能性があると考えられます。
THCHグミの効果⑦:抗不安作用
THCHグミは、不安感や緊張感を軽減する抗不安作用があると報告されています。
この作用によりストレスの多い日常や何か不安を感じる場面が多い場合、それらを和らげるサポートとして使用されることがあります。
ただ、これらの作用が過度に作用することにより、感覚鈍麻(刺激に対する反応が鈍い状態)に陥る可能性が指摘されています。
しっかりと成分の危険性に関して情報を取得するよう、心掛けましょう。
THCHグミとは?基本情報を解説

そもそもTHCHについてご存じでしょうか。
THCHについて、その基本情報を簡単に解説していきます。
THCHの成分と特徴
THCHはその正式名称がTetrahydrocannabihexol(テトラヒドロカンナビヘキソール)といい、3種類存在するカンナビノイドのうちの合成カンナビノイドに属します。
THCHは、THC(テトラヒドロカンナビノール)を化学的に加工することで製造されます。
危険なカンナビノイド:合成カンナビノイドとは?
合成カンナビノイドとは、CBDやTHCといった植物性カンナビノイドとは異なり、強力な効果を追求し、人工的に製造されたカンナビノイドを指します。
合成カンナビノイドはすべて危険な副作用が報告されており、そのほとんどが指定薬物として、日本国内において規制対象となっています。
新たな合成カンナビノイドが規制対象となっても、すぐに少し変えた新たなカンナビノイドが開発されるので、法律とはいたちごっことなってしまっているのが現状です。
下の記事ではTHCHの詳しい情報について紹介しています。
THCHとTHCの違いとは?
THCHとTHCには主に3つの違いがあります。
その3つとは、「製造方法と種類」「効果の強さ」「危険性」です。
THCHとTHCの違い「製造方法と種類」
まず一つ目の違いは、製造方法と分類される種類です。
THCは大麻草から抽出することが可能であり、CBD(カンナビジオール)と同様、植物性カンナビノイドに該当します。
一方THCHはTHCを化学的に加工することによって製造され、合成カンナビノイドに分類されます。
THC:大麻草から抽出可能で植物性カンナビノイドに分類 THCH:THCの加工によって製造可能で合成カンナビノイドに分類
と覚えておきましょう。
THCHとTHCの違い「効果の強さ」
二つ目の違いは、その効果の強さです。
THCHはTHCを加工しているため、報告されている効果に関しては大きく差はありません。
しかしTHCHはTHCよりも効果を高めるために開発・製造されるため、その効果はTHCHの方が強力です。
その効果はTHCの約10倍とも言われています。
効果の種類に大きな差は無いが、THCHはTHCの約10倍の効果があると言われているため非常に危険。
THCHとTHCの違い「危険性」
THCHとTHCの違いの三つ目は、その危険性です。
その副作用としてはこちらも引き起こされる副作用の種類に大きな差はありません。
ただその副作用の強さが大きな違いとして報告されています。
THCは不安感や記憶力・集中力の低下、依存性などが指摘されていますが、その強さは効果と同様約10倍程度とも言われています。
【2025年最新】THCHグミの規制と合法性

ここまでTHCHグミの効果や危険性などについて解説してきましたが、日本国内における大麻製品の規制状況はどのようになっているのでしょうか。
2025年時点の情報を交えて、分かりやすく解説していきます。
日本における指定薬物としての大麻製品の規制状況
2025年時点において、大麻は「麻薬及び向精神薬取締法」という法律によって厳しく規制されており、大麻を含有する製品の所持・譲渡・使用・栽培等が禁止されています。
大麻は合法で安心して使えるから大丈夫 体に悪影響は全くない 一回だけなら全然問題はない
といった正しくない情報が広がっており、その利用が増加している現状があります。
しかし大麻は大変危険な成分であり、日常生活に悪影響を及ぼす物質として、厳しく取り締まられています。 参考: 政府広報オンライン「大麻の所持・譲渡、使用、栽培は禁止!法改正の内容も紹介します」より
危険性をしっかり把握しておきましょう。
THCHは危険な副作用が問題視されています
またTHCHには危険な副作用が多数報告されています。
例えば強い依存性。
THCHは脳内に直接働きかけ幸福感などを引き起こすことで、脳はその感覚を再度求めてしまいます。
他にも言語障害や集中力の低下、意識の昏倒、幻覚などが引き起こされるとされています。
例え勧められた場合であっても、摂取は絶対に避けるようにしましょう。
THCHグミの製品の危険性
上記のような危険な副作用が多数報告されているため、THCHを含有するグミは大変危険です。
先述したように、合成カンナビノイドには多くの危険な副作用が報告されています。
多少でも強力な効果や副作用が引き起こされることが指摘されています。
「少しなら大丈夫」とは絶対に思わず、摂取を避けるようにしましょう。
似ている成分HHCHの危険性
THCHに似ている成分として、HHCHという成分があります。
HHCHは正式名称がHexahydrocannabihexol(ヘキサヒドロカンナビヘキソール)といい、その強力な精神作用が危険視されているカンナビノイドです。
HHCHは2023年12月2日に指定薬物として指定する省令が施行され、日本国内におけるHHCH含有する製品の製造・輸入・販売・所持・使用等が禁止されています。
こちらの成分もTHCHと同様、摂取は絶対に避けるようにしてください。
摂取するなら規制されていないCBD

これまではTHCHグミの効果や危険性について解説してきました。
THCHが大変危険な成分のため、摂取する機会があったとしても絶対に摂取してはいけません。
THCHの代わりのカンナビノイドとして紹介したいのが、CBDという成分です。
CBDとは?
CBDとはCannabidiol(カンナビジオール)といい、その幅広い効果や安全性から注目が高まっているカンナビノイドです。
CBDはTHCと同じように植物性カンナビノイドの一種として、大麻から抽出することのできる物質です。
THCと同じように抽出されるなら危険ではないのか?
と思われる方もいるかもしれません。
ここからはCBDの安全性について簡単に解説していきます。
CBDの安全性や合法性は?
CBDは、日本国内において合法で使用することができます。
その合法性は厚生労働省によって公表されており、2024年12月の法改正後も違法薬物として規制対象となっていないため、今後も長期的に安全に使用できるカンナビノイドと言えます。
またその安全性に関しては、世界保健機関によって「ヒトに対する乱用の可能性が無いこと」が公表されています。
ここまで公的機関によって安全性や合法性が公表されているカンナビノイドは無く、今後も安全に使用することが期待できます。
CBDの効果とは?
CBDの摂取によって報告されている効果は多岐にわたります。
以下はその一部です。
- リラックス効果
- ストレス軽減効果
- 抗不安作用
- 鎮痛作用
- 睡眠のサポート作用
- 美容効果
- 抗酸化作用
- 食欲抑制作用
CBDは世界中で様々な研究がおこなわれているため、これらのような多岐にわたる効果が報告されていると考えられます。
THCHではなく、ぜひCBDの摂取を検討してみてはいかがでしょうか。
おわりに
今回はTHCHグミの効果について、THCHの基本情報や大麻の規制状況などを交えて解説してきました。
THCHはTHCを加工することで製造される合成カンナビノイドに該当します。
合成カンナビノイドは多くの重篤な副作用が報告されているため、THCHの摂取は絶対に避けるようにしましょう。
正しい情報を取得して、毎日の満足に繋げていってください!